あの子を出産したのは、私が21歳の時。
当時の彼との予期せぬ妊娠。「できちゃった」ですね。
その彼がちょっと変わり者で、
子供は産んで欲しい、認知するし、一緒に育てるけど、
入籍はしないと。。。
「なんで結婚ていう制度にこだるの?」
「2人が分かり合ってて、一緒にいればよくない」と。
7つ年上のアウトローな彼の発言にすっかり丸め込まれた私は
未婚で出産。
実際は、バツイチだった彼は前妻との離婚がかなり面倒だったようで、
単純に、結婚に懲りていただけ…。
一緒に暮らして、家族のような状態だったのは1年くらい。
リーマンショックで彼の会社の業績が悪くなり。
日々不機嫌な彼。
介護士として働いていた私ですが
子供の発熱などで思うように働けず。
ワンオペ…
お金のない母子家庭…みたいな状況。
今思えば、
彼も30歳くらいで自分の会社を経営して、リーマンショックはすごい打撃で、
余裕がなくて、
家に帰っても、子育てと仕事で疲れ果てた私。。。
彼も可哀想な状況だった。
そう。今思えば。。。
当時はお互い、自分だけが大変と、わかりあうことはできませんでした。
そんなこんなで、彼とは別れる事になり。
私は都内から、実家のある埼玉へ。
でも、実家には住まず、
近くにアパートを借りてあの子と2人で生活。
リアル母子家庭になったので、
ありがたく色んな制度を利用して
お金を貯めて
看護師の専門学校へ。
3年間の学生生活をへて、
なんとか看護師資格を取得!
このタイプのシングルマザー看護師はたくさんいるようで、よく聞く話しですね。
職場でもよく出会います。
看護学生生活はとても大変で、
テスト前や実習中はあの子を母親に預けることもチラホラ…
看護師として働き始めてからも、
(夜勤をしないと看護師の給料なんてたかがしれているので)
夜勤の日は実家に預かってもらいました。
保育園からの「お熱が出ちゃって、お迎え来られますか?」も
ばあばに助けてもらいました。
「実家が近いといいわね」
何度も言われたセリフ。
「お母さんに感謝だね」
はい、言われなくても。
本当に、助けてもらいました。
これも、今思えばですが、
実家に頼りすぎたのが、
…結果的に、よくなかった。
うちの両親にとっては初孫で、
近くに父親のいないあの子が嫌な思いをしないように。
「じじばばの家では好きなだけ甘えていい」
という昭和のじじばば。。。
娘は見事なおばあちゃん子に。
家では許されないようなことが
どんどん許される実家。
小学校3年生くらいには週末になると
「ばあばの家に行ってくるー」と。
近かった事もあり、1人で実家に行くように。
この辺りからいろんなことが上手くいかなくなったように思います。
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